以前から何度かお伝えしていた1987年最初期生産NSR50(走行距離891km!!)の整備が完了しました。
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ブレーキキャリパーは前後ともオーバーホール済み。
ブレーキパッドは当時の走り屋リスペクトで、定番のデイトナ赤パッドの新品を装着。
ブレーキホースは本当は純正部品で新品交換したかったのですが、すでに廃番…
こちらも当時風に赤/青フィッテイングのステンレスメッシュホースに交換。
キャブレターは全バラして清掃&組立。
エンジンは非常に程度が良かったのですが、念のためピストンリング、ピストンピン等の消耗品だけ純正部品で新品交換しております。
エンジン回り、燃料系のホースもすべて純正部品を使用して全交換。
メーター回りもこの通り。
スポンジのメーターパネルは経年変化でサクサクになっていたので、95以降の後期型のパーツに交換。
残念なことにタンク後端に凹みが…
おそらく30年近い保管期間に何かぶつけたのでしょう…
タンク内部はかなりキレイな状態でしたが、念のため錆びとり、清掃、コーティングを施してあります。
フロントフォークはシール類、オイルを交換してオーバーホール済み
新車出荷状態と同じセットアップで組んでおります。
リアショックはミニバイクレースでの使用実績も多い95〜後期型の純正ショックの新品に交換してあります。
スイングアームピボット部、ステムベアリングなども点検、清掃、グリスアップを施工しておりますので、足回りの機能に関してはほぼ新車状態だと思います。
外装は年式を考えるとキレイで艶もあるのですが、そこはやはり29年落ち車…
アンダーカウル後端にクラックが入っていたり
保管時についたと思われる傷が各所に見受けられます。
もちろんこのあたりの外装パーツの純正品はすでに廃番になっておりますので、修理するとなると「ペイント」での補修となります。
そうなると車両の販売価格が2ケタ万円単位で跳ね上がりますので、今回はそのまま。
新オーナー様のこだわりで仕上げてください。
タイヤはあえて生産当時に装着されていた1987年37週生産、バリ山、ヒビだらけのDUNLOP K178を残してあります。
もちろん納車時にBS BT601SS(YCY)に前後とも新品交換いたしますのでご安心ください。
車両本体価格は¥298000(税抜)
参考乗り出し価格 ¥356120 登録手数料¥5400(伊勢原市・秦野市の場合)自賠責12ヶ月¥7280、納車整備代¥21600含む)
たとえば…
TOYOTAのAE86レビン、走行1000kmで機能パーツレストア済みの車両が中古車市場に出てきたら…
年代と車両のキャラクターを考えるとこのあたりの比較がフェアかと思います。(KP61スターレットあたりか?)
おそらくこのご時世だと500万を超えるプライスでも引く手あまただと思われます。
このNSR50はそれと同じぐらいの奇跡の一台です。
整備の内容、車両の希少性を考えると相当お買い得だと思います。
歴史的名車の極少走行車を手に入れるには、急いでご連絡ください。